移住をお考えの方なら、新聞広告や移住サイトなどで「移住フェア」という言葉を聞いたことがあることでしょう。
「移住フェア」と聞くと、各市町村のブースに相談席があって、「“わが町は自然豊かで暮らしやすいですよ”というアピールを聞かされる場所」と考える方もおられるかもしれませんね。
私たちもはじめは移住フェアに対して、そのような印象を持っていました。
しかし実際には、おのおのの移住の準備段階により、入手できる情報の質が変わってきます。
特に、実際に移住が動き出す段階で得られる情報は、「ご縁」といっても良いほどの濃い情報であることもあります。
私たちは2024年11月9日、東京有楽町の東京交通会館で開催された「福島くらし&しごとフェア 2024」に参加してきましたので、その様子をレポートします。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
移住準備後半での移住フェア参加なら、実践的情報も入手できる
今回、私たちが「福島くらし&しごとフェア 2024」に参加した目的は、福祉業界を目指す妻の就職先候補についての具体的情報を得ることです。
当日は、「福島県社会福祉協議会」も相談ブースを構えていたので、まずはこちらに直行。
さすがに「社会福祉協議会」だけあって、県内の福祉施設の情報をほぼすべて把握しているご様子。
さらに、具体的な就職活動のアドバイスとして、施設見学をできるだけ多く行うよう薦められました。
当日は、具体的な見学施設や予定までは決まらなかったのですが、担当の方とは現在もコンタクトは続き、施設見学の予定が決まり始めています。
また、具体的な求人案件が出た場合には、妻あてに直接お電話で案内を頂いているようです。
このように、具体的な情報が必要な場合は、転職フェアに参加することによって、担当の方と継続的な関係を築くこともできます。
いわき担当の移住コーディネーターさんからのありがたい情報とプレゼントが!
ここでいわき担当の移住コーディネーターさん(画像に写りこんでしまいましたね)から、思わぬプレゼントが!
ひとつ目は、お手製のメッセージ。
ふたつ目は、「来週、新居の鍵を受け取られる日の昼食は、「うどん桜守」さんというお店で召し上がってはいかがでしょうか?」というもの。
実はこれこそが移住コーディネーターさんらしいプレゼントで、「うどん桜守」さんの店主ご夫婦は、ほぼ同期の先輩移住者だったのです。
そのときのレポートは後日の記事でご紹介するとして、実際にこのお店を利用させていただきましたが、味も風味も店主の方のお人柄も大変すばらしいものでした。
不動産協会のブースもあなどるなかれ!
ひととおりの用件を済ませ、必要となりそうな情報はないかな…などと会場を回っていると、ありました「福島県不動産協会」。
仮住まいへの最初の引越しを終えて現地に落ち着いたなら、私たちは本当の物件探しをはじめなければなりません。
私たちは、民間の賃貸物件を予定しているので、そのときには不動産屋さんの力を借りることになります
しかし、あくまで私の経験ではありますが、見知らぬ不動産屋さんに飛び込みで相談すると、時にはこちらが求めている条件ではない、「不動産屋さんの都合で早く処分したい物件」を先に勧められることもよくありました。
ですから、物件探し以前の問題として、不動産屋さん選び自体が第一の難関、というイメージがあります。
この「福島県不動産協会」ブースでは、結果的に一般的な雑談程度の情報をいただいたに留まりましたが、問いかけに対する回答、例えば粗悪な中古住宅や空き家にうっかりと手を出さないための注意点や方法などは、中立的で客観的なアドバイスだと感じました。
相談も終盤にさしかかり、お名刺をいただくと、その方はなんと、いわき市の内郷地区に拠点を置く不動産屋さん。
そこはまさに実際に私たちが検討しようとしている地域ですので、いざ不動産探しを始めるとなれば、まずはこちらの不動産屋さんを訪れるのが一番安心です。
このように、移住フェアでは情報だけではなく「ご縁」も見つかるケースもあるんです。
まとめ:移住フェアの有効な利用方法とは?
移住フェアでは、対象地域内のさまざまな市町村や関連団体がブースを構えています。
まだ移住するかどうかを決めかねている段階ならばパンフレットだけ集めるのもよし。
また、具体的な目的がある場合、私たちの場合は妻の転職活動でしたが、移住フェアがそのきっかけとなることもありますし、「ご縁」が見つかることもあります。
「移住」という言葉にちょっとでも耳が反応するなら、あなたもぜひ一度、移住フェアに出かけてみませんか?